増加する糖尿病患者を救う有意義な資格

糖尿病はがん、脳卒中、急性心筋梗塞、精神疾患と並ぶ日本人の5大疾病のひとつに数えられます。食生活の欧米化や運動不足、高齢者の増加により、糖尿病患者や糖尿病予備軍は急増していると言われています。糖尿病とは、インスリンの作用が不足することにより血糖値の上昇を抑える働きが下がり、高血糖が慢性的に続く状態です。糖尿病は自覚症状が無い場合が多く、知らない内に症状が悪化してしまう怖い病気で、合併症を伴うケースも多いです。
糖尿病の治療には透析が必要になる場合もあります。透析は高額で長期的に根気強い治療を続ける必要があります。食生活の管理も必要で、生活習慣も大きく見直す必要が出てきます。患者にとって大きな負担になるものです。

そんな中、頼りにされるのが糖尿病看護認定看護師です。糖尿病に関する高い知識を持ち、患者に適切なアプローチを行うことができる看護師のことを言います。糖尿病患者、糖尿病予備軍が増えている現在において注目されている資格のひとつです。
資格を取得するには看護師の資格所持が必須で、資格を取得しても5年毎の更新が必須とされています。糖尿病外来がある大きな病院において、重宝される資格です。他にも糖尿病患者に頼りにされる資格として、糖尿病療養指導士があります。管理栄養士のステップアップとして取得する人が多く、糖尿病患者やその家族に対して食事指導や自己管理などの療養指導、講義をすることが主な仕事になります。